「見えない声」(050914)

少し冷たい風に乗って、君の声が聞こえたから
触れられない手をそっと伸ばした
自分の為には泣かない君の、涙は誰の為にあるの?
愛しい君よ
どうか僕の傍では泣いて
優しい君よ
どうか見えない涙をみせて
遠い世界で凍えるように膝を抱えていたから
振り向いても見えるはずはないのにね
温もりが必要なら、すぐにでも届けに行こう
孤独を流して
そっと眠りについて
青い海で
ただ幸せでいられるように