「無題詩」(04〜07)

叶う筈もないのに
届く筈もないのに
願って止まないのは
何故だろう
"僕に気付いて欲しい"と
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優しい声も 癒しの歌も
大切な言葉も 両手の温もりも
雨に冷えたあなたには
何も届かなくて
寒さに凍えるあなたには
何も伝わらなくて
けれどいつか
この想いがあなたに届くと信じてる
誰より優しいあなただから
長く時間が掛かっても
きっとまた微笑んでくれると、信じているわ
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逢いたい 逢えない
どうして? 叶わない
傍に居られるだけで 良かったのに
ほんの僅かな願いすら
小さな小さな祈りすら
微かな期待すら 許されない
今はただ
遠くを見つめる貴方の想いが
痛いほどにわかるから
私はもう 此処にはいられない
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痛い 居たい イタイ・・・
この痛みがいつか
報われる日が 来るだろうか
悲しい 哀しい カナシイ・・・
そんなこともあったと
笑いあえる日が 来るだろうか
まだ止まったままの時間 戸惑ったままの心
遠く遠く近く
未来ほど遠くなく、明日ほど近くなく
近く近く遠く
そんな日が来ることを願ってる
途切れそうなこの胸で
壊れそうな想いを
祈り続けてる
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もう見えない
すれ違ってしまった想い
もういらない
涙なんて出ないから
大丈夫。まだ平気
心配しないで。きっとひとりで歩けるわ
夢にも焦がれたあの頃も
笑っていた日も記憶の彼方
私は平気よ。だから、さよなら
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どんな罪も背負おう
貴女が笑ってくれるのなら
どんな罰も受けよう
あなたが眠りから醒めるのなら
貴女を愛した証は 今もこの胸に
本当はすぐにでも
貴女のもとへいきたいけれど
それが貴女の望みじゃないことも
僕は知ってる
眠る貴女に 涙を捧げる
僕の永遠の愛と共に・・・
そう 叶わぬ願いが生まれるのは
貴女が此処に いないから
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偽りの愛なら
貴方はとうに離れたでしょうか
真実の愛なら
貴方はここに残ったでしょうか
傷付けることは
悔やむ間もないほど簡単で
癒すことは
遠ざかるほどに難しい
忘れなければ 忘れなかったと
包み返すはずの腕は
もう見えなくなりました。
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あなたの涙を救いたいと 何度願っただろう
あなたの支えになりたいと 何度望んだだろう
途方もない祈り
叶わないことくらいもう知っているのに
それでもまだ願います
この想いが朽ちていくまで
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堅苦しい現実
その全てが柵で
小さな瞳に映るのは
無限を夢見る幻想で
笑みが消えてく哀れな世界で
何を求めて
何を探す?
傷も涙も
それはただの エゴだというのに
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明るく、気丈で、元気で、よく笑う人ほど、
繊細で、脆く、細い、ガラスのようだと思う。
誰もいない闇で、崩れてしまいそうな気がする。
けど、踏み込ませない。
そんな優しさを、愛しいと、思う。
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忘れたくない
忘れたくない
でも記憶ははらはらと落ちていく
貴方の姿が欠けていく
声はどんなだった?
仕草は?
笑顔は?
どうして思い出せないの
忘れたくないのに
お願い
消えないで
覚えていさせて

だいすきなあなた