「哀しみの白い鳥」(061027)

帰る場所はない たとえ君が待っていてくれるとしても
瞳を伏せるばかりで何も言えないから
歌が響き続けた朝に 失ったのは枯れたような花
逃がさないように 閉じ込めるのは可能だけど
僕が欲しいのはそんなものじゃなくて

君の傍での安らぎさえ捨てて
優しさに心を塞いで
今はただ笑顔で隠させていて
気付かないふりをして

否定と悲しみを許して欲しい

誰もいないまどろみで 思い出していた
忘れたい忘れたくない記憶
翼が消えた夜に 大切なものさえわからなくなった

偽りの笑顔で 本心を叫んでいた
どうか君に届いてくださいと
未練がましくもがいてる
やめてしまえばいいのに
どうしてもそれができなくて
救いを探してる
ホントは遠い未来まで君と歩きたかったんだ

まだこの願いは叶いますか