「神の片割」(061101)

期待されても裏切ることしかできない
後ろばかり見ている
顔を上げろと立たされても

今ここにいるのは私の意志だよ

意味のない嘘を重ねながら
ずっと歩いてきた
無関係を装って

問い詰められても何もない
信じてよ、わかってよ
僕の代わりに空が泣いている

それで充分だろう

進んでないけど待つこともしてない
どちらでもないから
信じたりしない

訪れる後悔よりも
心静かにいられることが
ただひとつの望み